僕は希望を捨てる


僕は希望を捨てる


多くの人にとって、「希望」は心の支え

けれど、僕にとっては、そうではなくなった



今、まさに崖から落ちようとしている

「きっと助かるよ」
と僕は言う

「希望」があるから安心している

安心して、生き延びる方法を考えなくなった

代りに、希望というマスコット人形が、崖の上で僕を応援している

その着ぐるみの中身は「怠惰」だというのに


僕は、ラクになりたいんじゃない

生きていたい


だから
僕は希望を捨てる

生き延びる方法を考える






白い言葉の世界