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    <title>情景描写のポイント</title>
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    <published>2007-09-15T15:25:52Z</published>
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    <summary> さて、今回のコラムは情景描写についてです。 小説を書いていて何が一番難しいかと...</summary>
    <author>
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            <category term="02:小説の書き方講座　中級編" />
    
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さて、今回のコラムは情景描写についてです。

小説を書いていて何が一番難しいかと言いますと、
「映画や漫画のようにハッキリとした映像を見せる事が出来ない」
という点ですよね。

小説は文章だけで構成されていますから、
文章にして書いていない物は、なかなかイメージが出来ませんし
人によってイメージしている物が違ってきてしまいます。


例えば
「僕は夕日の中、公園を歩いていた」
という文章があるとしますと。

その「公園」というのは
代々木公園や万博公園のような広い場所をイメージされる方もおられますし、
逆に地元の小さな公園を連想される方もおられます。

「夕日」にしても同じです。どの程度の赤さをイメージされるかは
読み手によりけりです。


かと言って。

それを詳しく描写しようとして
「僕はビルとビルの隙間で輝く赤ワインのような色の夕日を見上げながら、
　緑の生い茂る広い公園のサイクリングロードを歩いていた」
などと書いてしまいますとかなり長くなりますし
こういう文章ばかりが続くと、読んでいる側からしても嫌になりますよね。


この辺りが情景描写の難しいポイントです。

簡単に書きすぎると情景がイメージ出来ない。
かと言って長々と書きすぎると、鬱陶しい。

これはどんなシーンでも起きてしまう、
小説が抱える矛盾点ですよね。


「これを完璧に解決する無敵の方法」というのは、
残念ながら存在しません。

長くなり過ぎず、でもイメージが出来るような表現を
書きながら探していくしかありません。



…とは言っても。

これでコラムを終えてしまったら、
「難しいけど、書いて体で覚えなさい」という
超体育会系なコラムになってしまいますので（笑）、
あくまで参考ではありますが、私が個人的に考えた、
「これならある程度までは解決できる」という方法を
ご紹介させて頂きます。

これはあくまで私が個人的に考えて使っている事ですから
絶対の正解ではありません。

「あ、これは使えそうだな」と思った部分だけ
取り入れて、少しずつ試して頂ければと思います。




【情景描写のポイントその１　～動作の中に、情景を入れる～】

一つ目のポイントは「動作と組み合わせる」という事です。

例えば、
「僕は、彼女の手を取り歩き始めた。彼女はそっと微笑む」
という文章があったとします。

この場合は動作ばかりが書かれている為、
情景があまり浮かんでは来ませんよね。

ここに情景を表現する言葉を加えてみます。

例：
「信号が変わる。僕は彼女の手を取り歩き始めた。
　人ごみの中で、彼女はそっと微笑む」

こうしますと、「ここは信号の前で、人の多い場所」という情景の説明文を
あらためて書かなくても、動作を表す表現の中で、情景も表現が出来ています。

また、「人ごみの中で」という言葉を入れてやる事で、
想像力が豊かな読者様であれば、
彼女が微笑んでいる顔の背景に、ぼやけた人ごみがイメージ出来るかと思います。


映画で言いますと、
最初に挙げた「彼女はそっと微笑む」だけの表現は、
カメラは彼女の顔をアップで取っている状態
（スクリーンに映るのは彼女の顔のみ）ですが、
例１で挙げた表現になりますと、カメラは少し引いて、
彼女の笑顔＋ぼやけた背景（人ごみ）が映っているようなシーンになりますよね。


これ一行だけで見ると小さな違いですが
これが小説全編で書かれていますと、全体ではとても大きな差になります。

情景描写を、それだけで一行使うのではなく
動作のシーンの中に、一言・二言でも入れていくようにする。

これだけでそのシーンの連想の細かさが
随分と変わってくるかと思います。



【情景描写のポイントその２　～描写の必要な表現かどうか～】


二つ目のポイントは、「そもそも描写の必要な表現かどうかを見極める」という事です。


例えば、高速道路を走っているシーンなどは典型的です。

これなどは、日本全国どこの高速道路でもよくにた景色ですよね。
同じような側壁があり、同じような標識があり、同じような街灯です。

違うのは、側壁の向こうに見える景色くらいです。

それならば、高速道路の様子には情景描写は必要がありませんよね。
「高速道路を走っている」と一言書けば、それで
イメージされるものは、ほとんどの読者様が同じです。


「学校の教室」も同じです。

私立の特別なコースの学校なら別でしょうが、
大抵の学校は、３～４０人くらいの入れる広さに
机が並び、黒板と時計が前にあります。

これも読み手のほとんどの方が、よく似た風景をイメージされますので
黒板や机などは、あえて描写に入れる必要がありません。


逆に、「都会」や「都市」や「街」などは
かなり細かい描写の必要な言葉といえます。

一言に「僕は都会の中心を歩いていた」と言っても、
それが渋谷のようなゴチャゴチャとした所なのか、
地方都市の駅前くらいの雰囲気なのかがわかりませんよね。

そして、この雰囲気というのは
作品の今後の展開にも影響が大きいでしょうから、
是非とも、どのくらいの広さで、どのくらい栄えていて
どのくらい人がいるのか等の表現を入れておきたいポイントです。




「駅」や「公園」などの表現は、
「教室」「高速道路」と、「都会」「都市」の中間くらいの言葉になるかと思います。

「駅」というと、およその方がよく似たホームを連想されるものの、
やはり東京のド真ん中と、田舎の無人駅では随分違ってきてしまいます。

「都会」「都市」程に細かい表現は要りませんが
多少の補足くらいの表現は必要かと思います。


このように、
「単語そのものが、どのくらいの連想を沸かせる事が出来るのか」
を考えておく。
それが情景描写をスムーズに書くための大切なポイントだと思います。





…とまあ、ざっくりとですが
私が個人的に使っている情景描写の方法をご紹介させて頂きました。

使えるところ、使えないところ等
色々あるかと思いますが、あなたの情景描写に
少しでもお役に立てれば幸いです。

是非、素敵な表現をこれからも書いていって下さいね。


        
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    <title>イメージの沸きやすい文章を書くには？</title>
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    <published>2007-09-15T15:24:34Z</published>
    <updated>2007-09-15T15:25:16Z</updated>
    
    <summary> 今回のテーマは、「イメージの沸きやすい文章の書き方」です。 小説を書いていく以...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="02:小説の書き方講座　中級編" />
    
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今回のテーマは、「イメージの沸きやすい文章の書き方」です。

小説を書いていく以上、やっぱり読者様から
「場面のイメージが沸いてきました」「すごく臨場感がある」
といった感想を頂きたいものですよね。

そういった文章を書けるようになる為に大切な事を
考えていきたいと思います。



■まずは試してみましょう

さて、ではそもそも「イメージが沸く文章」というのは
どういうものを言うのでしょうか。

まず「文章から何をイメージするか」を試してみたいと思います。


例１　：「僕は、夕暮れに公園で座っていた」

こういう文章を見かけた時、あなたは一体
どんなシーンをイメージされたでしょうか。

映画を観ているように、その場面を映像にしてみて下さい。




…イメージされましたか？

それでは考えていきましょう。

上の一文を読まれてイメージした場面では、
まず読者の頭の中に、夕暮れの公園が浮かんでいるはずです。

「夕暮れの公園」と一言で表現しましたが、
ここがクセモノです。

公園と言っても、それは一体どの程度の大きさで、
どういった物があり、どういった雰囲気の公園なのか。

それは読み手が１００人いれば１００通りの答えがあるはずなんですね。


しかし。

確かに１００通りの答えがありますが、その中には、
「ある程度の共通部分」があるはずです。

例えば、上の例の文章で言うならば、
大半の人が頭の中で、木や草のある場面を連想されているかと思います。

また、地面は砂で、街灯もある事でしょう。
（「公園」と聞いて、草木一本も生えていない、コンクリートの駐車場のような
　場所を連想される方は少ないですよね）


ここまでは、ほぼ大半の方が同じようなシーンを
イメージされておられるのではないかと思います。


更に続けます。

「公園」という言葉のイメージから、
ブランコや滑り台を連想しておられる方もおられる事でしょう。

ただし、先ほどの木や草ほどに、多くの方が連想しているかと言えば、
これは少し疑問ですよね。全員が全員、ブランコと滑り台を
連想しているとは思えません。

また、「座っていた」という表現から、かなりの確率で
ベンチを連想された方が多いでしょう。

ただしこれも、花壇に座っていたり、ブランコに座っているシーンを
連想される方がおられるかも知れませんので、
「大半の人がベンチをイメージしたに違いない」とは言い切れません。


更に突っ込んでみますと。

大きな公園の傍に住んでおられる方や、頻繁に大きな公園へ行かれている方なら
噴水や池を連想された方もおられるかも知れません。

逆に、都会に住んでおられる等の理由から、
ビルとビルの間にある、小さな寂れた公園を連想された方なら
古びたフェンスを連想されているかも知れません。

しかし、こういった噴水や池やフェンスは
全体から見れば、一部の方が連想されただけの可能性が高いと言えるでしょう。



こう考えてみますと。
一言に「公園で座っていた」という表現でも、どれだけの確率で
連想されているかをまとめますと、以下のような
形になる可能性が高いかと思います。


1.大半の方が連想　　　：木、草、砂、街灯

2.割と多くの方が連想　：ブランコ、滑り台、ベンチ

3.一部の方が連想　　　：花壇、噴水、池、フェンス



調査をした訳ではありませんから、
「必ずこうなる」とは言い切れません。

しかし、ある程度こういった傾向がありそうだ、という
予想は出来ますよね。

それを踏まえて、文章をどうするか。そこを考えていきたいと思います。



■文章は連想ゲーム。連想させる力の強い言葉が効果的です。


「僕は、夕暮れに公園で座っていた」という文章の後に、
「その公園には、○○と××があり、子供達が戯れていた」
という文章が続くとしましょう。

その場合、この○○と××には、どういった言葉を入れるのがベストでしょうか？


まず言える事。
それは、「1.大半の方が連想」のランクに入っている
木、草、砂、街灯などは省く方が良いでしょう。

これらは、あえて書かなくても大半の方が連想されていますから、
イメージを沸かせる、という効果よりは、「再確認」の意味合いが強くなります。

イメージを具体化するための言葉としては、
あまり効果的とは考えられません。



逆に、
「2.割と多くの方が連想」のランクに入ってるブランコ、滑り台、ベンチや、
「3.一部の方が連想」のランクに入っている花壇、噴水、池、フェンス。

こういった言葉は、イメージをしていない読者様が多くおられますから、
この言葉を使う事で、読者様の頭の中に、新たなイメージを
追加する効果が期待できそうです。


2と3には幾つかの言葉がリストアップされていますが、
この言葉の中でも、私個人的には「噴水」や「池」などは
特に効果が強いかと思います。


と言いますのも。

読者様の中には、小さな公園をイメージされた方もおられれば、
大きな公園をイメージしておられる方も多くおられます。

「噴水」や「池」など、大きな公園でなければ
なかなか設置していない物を表現として追加しておくと、
小さな公園を連想しておられた方の頭の中では、

「あ、いま連想してる公園の大きさでは、池は無理だ（入らない）。
　じゃ、この公園って、大きい公園なんだ」

と、（無意識に）イメージの修正が行われます。


こうしますと、
読者様の中に「小さな公園を連想した方」と「大きな公園を連想した方」の
２グループが存在していたのが、ほぼ大半が「大きな公園を連想した」へと
統一される事になります。

でも。
この表現の中では、「この公園は大きかった」という文章は使っていないんですね。

「大きい」という言葉を使わずに公園の大きさを表現し、
しかも、池があるという事まで表現できる。

「池」という言葉を使うだけで、２つの効果が現れて来ますよね。


これはあくまで「公園」という一つの例をとってお話しましたが、
「イメージが沸く文章」というのは、こういう効果を
上手く使っている文章が多いように思います。



文章というのは、連想力が命です。


小説の書き手は、既に頭の中にある程度のイメージがありますから、
それを表現しようとして文章を書きます。

しかし、読み手（読者様）の頭の中には、
書き手と同じイメージはありません。

書き手と読み手で、イメージしているものが違うのですね。


それをすり合わせていくのが、文章です。

小説を書く側は、まずは自分のイメージしているものを
表現しようとして言葉を選びます。

しかし、実際は読み手の頭の中には、あなたと同じイメージがありませんから、
「自分の書いた言葉から、どういうシーンがイメージされそうか」
という事を、頭を空っぽにして（いま自分が持っているイメージを捨てて）
読み直す事が大切なんですね。


先ほどの公園の例のように、
「草や木はイメージしてくれているだろうな。
　でも、池はどうだろう。自分は大きい公園をイメージしているけれど、
　読者様は本当に大きな公園をイメージしてくれているんだろうか」
というように、
「相手（読者様）が、自分の文章をみて何をイメージするか」
を、きちんと想像してあげましょう。

こうする事で、あなたの頭の中と読者様の頭の中が
ぴったりと一致してきます。

こういった状態になりますと、場面が活き活きと浮かんできますし、
あなたが伝えたい、そのシーンのニュアンスが
ちゃんとした正しい形で伝わる事にもなるんですね。


イメージの沸かせ方で迷っておられる方は、
ぜひ、お試し下さいね。

あなたの文章の更なる発展を、お祈りしております♪

        
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    <title>小説に「理想」を含むという事</title>
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    <published>2007-09-15T15:23:21Z</published>
    <updated>2007-09-15T15:23:42Z</updated>
    
    <summary>今回は「小説に「理想」を含むという事」というテーマで お届けしようと思います。 ...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="07:過去のメルマガ掲載分" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
        <![CDATA[今回は「小説に「理想」を含むという事」というテーマで
お届けしようと思います。


このタイトルをご覧になって、どのように感じられたでしょうか。

「理想？　甘い事言ってるんじゃないよ」
という方もおられれば、
「確かにそうだよ、理想のない物語なんて意味がない」
という方もおられる事でしょう。


様々な意見がおありかと思います。

ただ、そういった議論や意見を交わす前に、
「理想」という言葉について考えてみたいと思います。


小説家が物語の中で書き込む「理想」。

それは、大きく分けて二つあるように思います。


一つは、「理想」という言葉を借りた「願望」。
もう一つは、本当の意味での「理想」です。


小説という創作は、一人の人間の文章だけで成り立つものですから、
どうしてもその人の願望や癖や、普段の考え方がモロに出てしまいますよね。

その中では、今の自分の状況や考え方だけではなく、
「いつかこうなりたい」という思いも、どうしても小説に
現れてしまいます。

それはそれで正しい事ですから、特に問題ない事だと思います。


問題は。
「それが願望なのか、理想なのか」という点です。

小説を書く以上、「願望」ではなく「理想」で
ある方が良いんじゃないかと、私は考えています。


この違いが何なのか。「願望」になるのは、どういった場合なのか。

これは小説業界全体で正しいと言われている事ではなく、
私が個人的に感じている感覚で申し上げますと、
「願望」というのは、「こうだったら楽しいな」という思い、
「理想」というのは、「こうありたい」という強い想い。

こういう定義で考えています。



これがハッキリと出るのが、
現代物のサクセスストーリーや恋愛物、
そして冒険系のファンタジー作品だと思います。


もう少し具体的にお話しさせて頂きますね。

例えば、現代物のサクセスストーリーの場合。

主人公が会社を作り、ビジネスの世界で頑張っていくという物語の場合。
会社のメンバー同士で多少のトラブルはあるものの、
基本的には「皆で頑張っていこう」という物語。

これは、書き方にも寄りますが、「願望」に入るパターンの一つだと思います。


また、恋愛物の場合。
主人公と相手の方とで、多少のトラブルや喧嘩はあるものの
あくまで「いざこざ」のレベルであったり、ちょっとした喧嘩ばかりで
すぐに仲直りしている物語も同じです。
これも、「願望パターン」の一つかなと考えています。


ファンタジー系の場合はもっと顕著です。
例えば四人のパーティで冒険をしている物語ですと、
どの話でも常に四人がいて、いつも多少の喧嘩や意見の違いはあれど
いつも結果的には仲良く冒険している物語。

これなども「願望」の方に入るように思います。



では、これが「願望」ではなく、「理想」の方の
書き方・構成で書き上げるとどうなるのか。

これには様々な手法がありますので、完全な答えなどありませんが、
例えばとして、一番オーソドックスなパターンで考えてみたいと思います。


先ほど例に挙げました三つのパターンを考えますと、

<1>主人公が会社を作り、ビジネスの世界で頑張っていくという物語の場合。

　→例えば幹部が裏切って会社が潰れてしまうけれども、
　　自分を信じて、もう一度新しいメンバーで立ち直るようなストーリー。
　　

<2>ちょっとした喧嘩ばかりですぐに仲直りしている恋愛物の場合。

　→例えば恋した相手が亡くなったり、あるいは
　　恋した相手と別れ、その人が他の方と結婚してしまったというストーリー。



<3>どの話でも常に四人がいて、いつも結果的には仲良く冒険している物語の場合。

　→仲間の一人が脱退したり、あるいは仲間が裏切って敵になり
　　その後決して元に戻る事なく、敵として最後まで続くようなストーリー。


こういったパターンが考えられるように思います。


ちょっとわかりにくいかと思いますので、
ハッキリと申し上げますね。


要は、
「ストーリーが元に戻れない状況」である事と、
「その中でどうやって生きていくかという姿勢」が
表現されている事。

これが両方出来た段階で、「願望」ではなく「理想」の小説に
生まれ変わるのだと思います。



これは小説に限らず全てに言える事ですが、
私達はどうしても「安定」を求めてしまいます。

安定して楽しく生きたいという「願望」があるのですね。

小説で言えば、
「いつもと同じメンバーで仕事をする」ですとか
「素敵な恋人といつまでも過ごす」ですとか
「いつもの仲間と冒険する」など、
どうしても「現状維持」が前提となってしまいます。

これをしてしまいますと、
書いている側は、自分の求めている現状維持を表現できますから
書いていて非常に楽しい状態でいられると思います。


けれども。
読まれている方からすると、ストーリーが進んでも進んでも
いつもよく似たパターンが続くため、
不安がなく、面白くないというストーリーになってしまうんですね。



「現状維持」を考えていると、どうしてもストーリーは平坦になってしまいます。

逆に、
「もう元には戻れない」という状況を書いてしまうと、
読者様にも「現状維持はない」と言い切ってしまう事になりますから、
自然と不安が生まれ、この先がどうなるのかというドキドキ感にもつながります。


先がどうなるかわからない。だから不安になる。

こういった状況を作る。これが大前提です。


そして、「現状維持」の願望を捨てた、ここからが小説の勝負所です。



そんな「先の見えない不安」な状況の中で、
作者が「こうありたい」と想う、理想の生き方や姿勢、考え方を
表現していく、それが小説なんだと思います。

そんな「先の見えない不安」の状況の中で
どうやって生きていくのか。

ネガティブに生きていくのか、ポジティブに生きていくのか、
ドライになるのか、熱く生きるのか、それとも…。


どれも選んでも、問題ありません。
ここで選ぶ、あなたの選択が、小説でいう「理想」なんですね。


ここからが、小説家にとっての腕の見せ所であり、
あなたの思想（哲学）を表現できる場所でもあると思います。


ここであなたが選んだ生き方（理想）に共感される方は
あなたの熱烈なファンになりますし、
そうでない方は「イマイチな作品だったな」と言って去っていかれます。

（去っていかれると聞くと怖くなるかも知れませんが、
全ての読者様が共感される小説など、この世にはありません。
あなたの生き方・哲学に共感される方がファンになる、
このプロセスが一番大切なんだと、私は思います）



これこそが、読者様にとって
「ドキドキして、感動して、作者の生き方に共感する小説」なのだと思います。



それを作るために必要なのが、

１．「現状維持」（願望）を捨てる事
２．その後で、自分選んだ生き方（理想）を描く事

この二つなのではないかと思います。



…今回のコラムは、かなり抽象的で難易度の高い方の話だと、
書いている私自身が想っています。

単純にこれを何度も読むだけでは理解する事が難しいと思います。

出来れば、あなたの書かれた作品に当てはめて、
「このストーリーは願望か、理想か。元に戻れるのか戻れないのか」
と考えながら、読んでいただければ、今回のメルマガの内容を
十分におわかり頂けるのではないかと信じています。


あなたの創作の、更なるレベルアップになれる事を
心から願っております♪]]>
        
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    <title>自分らしいテーマを探す</title>
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    <published>2007-09-15T15:19:54Z</published>
    <updated>2007-09-15T15:20:17Z</updated>
    
    <summary>さて、今回のタイトル「自分らしいテーマを探す」。 ちょっと悩んでしまうタイトルで...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="02:小説の書き方講座　中級編" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
        さて、今回のタイトル「自分らしいテーマを探す」。

ちょっと悩んでしまうタイトルですよね。
私自身も、自分で「これがしのぶだ」と言える、確固としたテーマを
持っているかと言われると、ちょっと悩んでしまう部分です。


しかし、こうして何年も小説を書いていますと、
「やっぱり自分らしいテーマは大切だな」と思う事が多々あります。

そこで、自分でもまだ完璧な答えを
見つけられていないテーマではありますが、
今回はあえてこのテーマについて考えてみたいと思います。



「自分らしいテーマ」

非常に難しい言葉ですよね。

まず私自身の事を振り返って見ますと、
やはり色んな小説を書く中で、何度も何度もテーマが変わりながら、
ようやく「答え」に近いところまで、何とか辿り着けたような気がしています。


私が最初に長編を書いたのは、17歳の頃、高校二年生でした。

当時は、SFに興味があったものですから、
当時書いた小説も、やはり近未来もののSF小説でした。

この時は、小説の事がよくわかっていないながらに
「自分の小説のテーマは『人と機械の友情』だ、
　そこから人と人との友情を表現するんだ」
と、燃えていたのを今でも覚えています。

今思い返すと、今の自分が持っているテーマとは
どうやってもつながらないテーマで、
こうしてお話しするのも少し恥ずかしいくらいです（笑）。


でも、当時に書いた小説を読み返して見ますと、
文章は拙いですし、ストーリーもシンプルですが
やはりこのテーマは（少しですが）出ているように思います。


そして、何度も書いては没にして、書いては没にしながら
何度もテーマを変えて来ました。

その時々によって、「これがテーマだ」と思うものがあったりなかったり。
本当に様々です。



ここで、ちょっと考えてみたいと思います。

「自分らしいテーマ」とは。
そもそもから考えてみると、「テーマ」とは何でしょうか。

人によりけりでしょうが、
私は「作品の中で一貫して訴えているもの」だと思います。

この「一貫して」が肝でもあるし、テーマを書く難しさだと思うんですね。


というのも、長編にもなれば、書いていく内に
最初に設定したテーマを忘れてしまう事もあるでしょうし、
逆にいつもテーマばかり語っていると、とても「うるさい」長編小説になりますよね。

理想を言えば、作品の中で常に考えていながら、バランスよく語っている。
これがテーマを活かす方法（の一つ）です。


こういう難しさのあるテーマを、どうやって自分らしくするのか。


これは私の個人的な考えですが、
答えは「自分の中に強くあるものをテーマにする」だと思います。


「強くある」がちょっと意味の通りにくい言葉かも知れませんね。

ここで伝えたい「強くある」とは、
いつも気にかけていて、いつもそれについて考えて（悩んで）いて、
その事について強い思い入れや、悩みや考えが
いつも自分の中にある、と。

そういった意味です。



例えば、テーマの設定と言いますと。

仮にファンタジーや戦記ものを書く時、
「愛と勇気をテーマにすれば感動的になるかな」と思ってテーマを決めるとしますよね。

しかし、私個人的には、
これが自分の中に強くあるのでなければ、それを描くべきではないと思うんですね。


何故かというと、
自分の中に本当に強くあるものでなければ、
どうしてもその場限りで考えた内容になってしまいます。
「このテーマだったら、こういう事を書けば良いかな」
と頭のどこかで思ってしまう。

寝る時もご飯を食べる時も、お風呂でもお手洗いでも
ずっとそのテーマばかりを考える訳ではありません。

小説を書く時だけ考える。

そういうレベルに（望んでそうしているのではないにせよ）
どうしてもなってしまいます。


しかし、それでは小説としては薄い内容になる事が多いんですね。

普段から考えている内容ではないので、
余程の発想力のある方以外は、やはりどこかで見たような内容になってしまいます。


逆に。
いつも強く考えている内容、
例えばいまのあなたの一番の悩み。それをテーマにしたとすれば。

普段からいつも頭を悩ませて、
「ああでもない、こうでもない」と考えていますよね。

こうして色々なパターンで考えているテーマであれば、
小説を書いている時も、自然と
「あの時、あんな事で悩んで、こう考えていた」と
すぐに思い出す事が出来ます。

普段から何度も考えていますから、
自然とそれに対しての深い洞察や、他の人が思いつかない考え方、物の見方も
（そのテーマについては）身に付いています。


小説に必要になる、深い考え方や想い。
それは、寝ても覚めてもいつも考えていなければいけない。


なんだか、ちょっと古いスポ根もののように聞こえますが、
やっぱりそういう部分って、必要だと思うんですね。

ちょっと考えて、ちょっと思いついた事だけで書いて
それを相手に伝えて感動してもらおうとしたところで、
それはどんな技術があっても難しいものです。

技術だけが上手くて、伝えたい想いが薄いものだと、
それはとてもつまらない小説になってしまいますものね。


やっぱり、せっかく書くのですから、
自分の熱い想いや悩み、訴えをちゃんと書きたいと思いますよね。

それをしようと思うと、普段からテーマについて
考えている必要があります。


ただ、私達も人間ですから、
単に「このテーマだと受けが良さそう」という理由だけで、
寝ても覚めても、そのテーマばかり考える訳にもいきません。

そんな事をしていては
モチベーション（やる気）が続きませんよね（笑）。


だからこそ。
いつも自分が考えている、悩んでいる事を
テーマにして小説を書く事が大切だと思うんです。


それは何も格好良いテーマである必要はありません。

「愛と勇気」について、いつも悩んで考えている人なんて
そうそういるものでもありません。

例えば、あなたが仮に
劣等感について悩んでいるのであれば、
「劣等感」というテーマで書いて良いと思います。

「劣等感というテーマで、ファンタジーものや歴史物を書いたら変だよ」
と思われるかも知れませんが、私は、それは良い事だと思います。


ありきたりの「愛と勇気」をテーマに、ファンタジーや歴史を書くより
いっそ「劣等感」という難しいテーマでファンタジー・歴史を書く方が
いっそう人間味があって、面白いと思います。

そして、そういう組み合わせを
あえて選んだ作者さんに尊敬の気持ちを覚えると思います。


これは、文学ものでも恋愛ものでもエンターテインメントでも
全て同じ事だと思います。

そのジャンルによって、向き不向きのテーマというのは、確かにあります。

けれど、
「私の書くこのジャンルには、こういうテーマが向くから」
という理由で、自分があまり興味のないテーマについて書くくらいなら、
むしろ、組み合わせが多少難しくても、
自分が一番考えて悩んでいるテーマを使って真剣に書いていく方が、
小説書きとして、正しい道のような気がします。


もちろん、こういった問題には「答え」というものがありませんから、
このメルマガで書いている事が正しいとは限りません。

もしかすると、とんでもなく変わった考え方なのかも知れませんね。

要は、ここに書いている事も、一人の小説書きが
考えている事のひとつなんですね。

ただ、
「世間ではこう言われているから」
「こうした方が売れるらしいから」
という理由だけで、あなたの書きたい事、
真剣に考えている事、あなただけが書ける事、
そういったものを無駄にしてほしくない、と思うんです。

要は、
テーマの選び方ひとつ取ってみても、
「売れれば何でも良い」
「文学的な深さが重要、世間の考えは関係ない」
「自己表現が重要、他の人の理解は求めない」
「真剣に書ければ、それが一番良い」
などなど、
とらえ方は本当に様々です。


色んな国があって、色んな価値観があるように、
小説の書き方、テーマの選び方ひとつとっても、
立場や状況、環境、時代によって
本当に考え方は違います。

「これが絶対的な正解で、これを選べば幸せなんだ」という答えはありません。


ただ、私としては、
あなたが一番「ああ、これだ」と思える、
一番納得のいく形で、小説を書いていってほしいなと。

そんな事を思っています。


今回は、私が考える「テーマとは」について長々と語らせて頂きました。

何が答えというものはありませんが、
あなたにとって、一番納得のいく形で、
これからも小説を書いていってもらえれば、それが一番最高の形だと、
そんな事を思っています。


あなたの小説にとって少しでも参考になっていれば幸いです。

        
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    <title>書きたくないもの程、書いていく勇気</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative2/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=77" title="書きたくないもの程、書いていく勇気" />
    <id>tag:www.feel-stylia.com,2007:/rc/creative//1.77</id>
    
    <published>2007-09-15T15:17:32Z</published>
    <updated>2007-09-15T15:17:52Z</updated>
    
    <summary>さて、今回のタイトル「書きたくないもの程、書いていく勇気」。 この言葉を私に教え...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="03:小説の書き方講座　上級編" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
        さて、今回のタイトル「書きたくないもの程、書いていく勇気」。

この言葉を私に教えてくださったのは、
私が高校の頃、三年間国語を担当して下さっていた、尊敬する先生なんですね。


その方は、私が卒業する年に定年退職された女性の先生で、
ご自身もアマチュアとして小説を書いては、新聞に投稿しておられました。
何度か載った事もあったそうです。

私が三年の頃、先生も長かった教師人生を終える一年でしたので
最後の集大成として、人生についての事や、創作についての事を
授業とは別に、多く語って下さいました。

よくよく考えてみると、
今の私の創作に関する事や、生き方に関する事は
この方から教わった事が多いように思います。


その先生が、ある日、こんな事を言われました。

「小説を書くってのは、ほんまに辛い事よ。
　自分の見たくない部分をえぐり出すような作業やからね。
　作り物やって考えて、自分の見たい物ばっかり書くのは簡単やけど
　そんな事してたら、ものすごく薄っぺらい小説になってまう。
　本当に良い作品を書こうと思うと、自分が一番辛いと思うような部分を
　あえて書いていくような勇気がいると思うわ。
　それが正しい方法論とは言わへんけど、結果として、人にも伝わってくと思う」


この言葉、小説を書き始めたばかりの私には
いまいち意味がわからなかったのですが、
作品を重ねていくと、本当にこの言葉の意味がよくわかってきます。


小説というのは、基本的には自由ですから
どんな文章でも、どんなストーリーでも書いてしまえます。

逆に言うと、自分の望みがそのまま形になるんですね。


自分にとって気持ちの良い作品を書こうと思うと、
やっぱり自分が可愛いですから、「努力して頑張って成功する」というパターンや
「仲間と上手くやっていて、楽しく過ごす」というパターンなど、
読んでいて（というより、『書いていて』かな？）
心地よいパターンのストーリーを組み合わせてしまいがちです。


多くの作品もやはりそうだと思いますが、
物語の最後（エンディング）では、そういったパターンを持ってくる方が
読み手の皆様にとって後味のよい作品になるかと思います。


しかし、最初から最後まで、そんな「心地よいパターン」の繰り返しでは
書いている方が非常に楽しいですが、読んでいる方から見ると
本当に味気ない、同じ事の繰り返し小説になってしまうんですね。

小説サイト「RealCreate」でも、
「書き手と読み手のギャップを理解する」という内容を書きましたが
それが一番発生する可能性の高いのがここなんですね。



「自分の小説に、自分が一番辛いと思う事をあえて入れる」
という意識が、あるか否か。

ここが作品としての面白みを出せるか出せないかの
分かれ目だと思います。



少し、具体的な例を挙げて考えてみましょう。

例えば。
あなたが小説を書く時、物語の中盤あたりで
仲間同士が喧嘩をするシーンを書いたとします。

この時、一時的には言い合いをするものの、
すぐにお互いを理解して仲直りするというシーン。

これ、喧嘩という事実だけを見ると「辛い事」になるのかも知れませんが
小説のストーリーとして考えると、「辛い事」にはならないように思います。


といいますのも。

喧嘩しているその瞬間は、確かに「辛い事」なのかも知れませんが、
すぐに和解してしまうと、それは長いストーリーの中で見れば
「心地よいパターン」に入ってしまうと思います。


「いざこざはあったけれども、お互いにわかりあおうと努力し、
　そして仲直りが出来た」というパターンになりますので、そうなりますよね。


では、どうするべきか。

私はバッドエンディングを薦めるタイプではないのですが、
それをあえて言ってみますと、
例えば一度喧嘩をしてそのまま争いが続き、最後まで理解しあえないまま
物語が終わるというパターン。

これなどは、すごく後味が悪いですし、
書き手としても、出来れば書きたくないパターンになりますよね。


あくまで例えですし、こういったものを突き詰めていくと、
何を書いてもバッドエンディングになってしまいますから
読み手にも優しくない作品になります。

それを薦めている訳ではありませんが、
しかし、心地よいパターンばかりを組み合わせても
やはり作品としては面白くなくなってしまいます。


要は、それらをどういう割合で配置していくのか。
そのバランスによると思います。



物語を書いていく中で、
「自分はこういうのは嫌だな」と思うストーリーがあると思います。

書き手としては、苦しみながら書きたくはないですし、
なるべく自分の心に優しい作品を書きたいという気持ちが、
どうしても出てくると思います。

しかし、その気持ちに素直に従っていると
書き手としては心地よいですし、すごく満足のいく作品になるものの、
読み手としては、やはりどこか「物足りない」感じを与えてしまいます。

「心地よいのは書き手だけ」
という状態になってしまうんですね。


物語全体のバランスを考えると、
やはり、心地よいパターンと辛いパターンの割合を
上手く調整できている作品が、人々の心を惹きつけているように思います。




ここからは、何のために小説を書くのかという話にもなりますが、
もしあなたが
「自分のためだけに書いてるから、他の人がどう読んでも関係ない」
という考え方をお持ちであれば、心地よいパターンを
重ねていく方法で良いと思います。


しかし、もし
「自分が書いたもので、他の誰かに感動を覚えてもらいたい」
という、読み手の事を考えて書いていきたいという意思がある場合は、
ぜひとも、「自分が辛いと思う事」をあえて物語に入れてみて下さい。

それは、書く側からすると辛い作業にはなりますが、
作品全体をレベルアップさせる意味で、
とても大切な事になると思います。


なんだか、ちょっとストイックな内容になってしまいましたが、
辛い気持ちを抑えて、是非一度トライしてみてください。

それを自分のものに出来た時、作品として成長していると同時に、
あなた自身も成長しているのではないかと思います。


あなたの作品の更なる飛躍を願っております。
        
    </content>
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    <title>一貫したテーマを持つ</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative2/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=76" title="一貫したテーマを持つ" />
    <id>tag:www.feel-stylia.com,2007:/rc/creative//1.76</id>
    
    <published>2007-09-15T15:14:52Z</published>
    <updated>2007-09-15T15:15:17Z</updated>
    
    <summary>さて、今回のテーマは「一貫したテーマを持つ」についてです。 本編に入る前に、ひと...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="07:過去のメルマガ掲載分" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
        さて、今回のテーマは「一貫したテーマを持つ」についてです。


本編に入る前に、ひとつ前置きを。

今回の内容は、かなり個人差もありますし
私の感覚でお話している部分が強い内容だと思いますので、
「これが正解なんだ、これを守らないとダメなんだ」とは
思わないで下さいね。
あくまで、「こういう考え方もあるんだな」くらいで
お読み頂ければ幸いです。

では、本編へ入りたいと思います。



今回の「一貫したテーマを持つ」は
ひとつの作品を個別に見ていくのではなく、
一人の作家が、何冊も小説を書いていく時の姿勢についての内容です。


長く小説を書いていく時、
テーマの選定には大きく分けて二つのやり方があるように思います。

一つは、毎回テーマを変えていくタイプ。
そしてもう一つは、いつも同じテーマを、何度も何度も視点を変えて書くタイプです。


前者の、毎回違うテーマを選ぶタイプの作家さんは
とてもマルチな小説家さんが多いように思います。

例えば、以前このメルマガでも紹介しました、恩田陸さん。
「夜のピクニック」で本屋大賞を受賞された作家さんですね。

彼女などは、プロフィールを見ていますと
「ＳＦ、ミステリー、ホラーなど様々なタイプの小説で才能を発揮している」
とありますし、「夜のピクニック」は純粋な青春小説ですものね。

結構色々なパターンで小説を書けるタイプです。

こういうタイプの作家さんは結構多いように思います。
エッセイやコラムを書いていたり、詳論を書いておられる方などは
このタイプかと思います。
マルチな才能をお持ちなんですね。

自然と書ける本の数も増えますし、お仕事の幅も広がりますから、
これを楽しめる方にとっては、「色々な文章を書く」という事が
天職のようになっているように思います。




そしてもう一つのタイプ。一つのテーマを何度も視点を変えて書く方ですね。

これは小説家歴の長い作家さんに多いタイプです。

典型的な例は、村上春樹さんでしょう。
この方はとにかく極端に典型的です。

彼の代表的な作品は、おおよそ主人公が「僕」。
そして、重い過去や事情を抱えた不思議な女性が登場し、
彼女に恋をしながらも、最終的には彼女が亡くなり、「僕」は一人になる。

こういうパターンが大半ですよね。
切り口や時代や環境が違えど、彼の作品に流れるテーマは一貫して
「自分探し」「儚い恋」「失う痛み」などがそうです。




どちらが良い、という答えはありません。

自分がどんな作家になりたいかによって、考え方が変わるところだとは思います。


しかし、個人的な好みで言いますと、
私は後者の「一貫したテーマを持つ」という事が、
とても大切なんじゃないかなと考えています。



と言いますのも。

私などは、どうしても小説を長く書いていると、
色々なパターンの（色々な分野の）小説を書いて、
「マルチに何でも書ける作家」にあこがれてしまうのですね。
（「何でも書ける」と言えるのは格好良いですよね）


でも、実際問題として。

自分が人生全てをかけて小説を書いていったとしても、
「あらゆる分野の小説を極める」という事は難しいものです。

それが出来る人は、本当に歴史的な才能を持った方のみが
出来る事なのかも知れません。



逆に。

たとえ作品数や分野が少なくてもしっかりと良い作品を書いて
たとえ少ない読者様でも、感動して何かを考えてもらえるような作品が書けたとしたら。

それはとても幸せな事だと思います。


こう考えていくと、
何度も何度もチャレンジしながら
「一つの一貫したテーマを書いく」という事が、創作をする人として
一番、理にかなった生き方なんじゃないかと思うんです。



私自身も小説を書き始めたばかりの頃は
色んな分野、色んなテーマを書いてきました。

でも、どうしても個々の作品が中途半端になってしまうんですね。

それよりは、むしろ「自分のテーマはこれだ」と決めて、
それを何度も何度も視点を変えて書いていく方が
自分としても納得が出来ますし、書く回数が増える程に
深みが増して行くような感覚を覚えます。


前作との違いを考え、自分としてはどうしたのかを考えます。

そして、読者様からも、「前作の方が良かった」「前作より良かった」という
感想を頂きながら、読者様にどれくらい、自分の想いが伝わっているのかを
知ることが出来ます。


こうして、何度も何度も同じテーマを重ねながら、
読者様とお互いに理解を深めていく。

それが、一番理想的な書き手と読者様との関係なんじゃないかと思います。



実際に、そういう姿勢で創作しておられる方が
どのくらいおられるだろうかと考えてみますと。

私の狭い見識の中だけで言っても、
村上春樹、司馬遼太郎、Mr.Children、岩井俊二、ルノアール、ビートたけし…
などの創作家さんがおられると思います。


こういった方々は、いくら作品を創ろうとも、
必ずその根底には、一貫したテーマや
思想（哲学と言っても良いかも知れませんね）がありますよね。

環境や設定、時代が変われど、作品の根底は同じです。


私がこういう創作スタイルについて語るには
ひとつの前提があります。

それは、
「一つの作品だけで、その作者の思想を理解する事は難しい」
という事です。



どんなに上手い方でも、
一つの作品で表現できる範囲には限界があります。


これは技術力の問題ではなく、量の問題です。

一作で全てを理解してもらうというのは、
一言で自分を全て理解してもらうのと同じくらい難しいものなんです。


それを解決するためには、
何度も何度も同じテーマで作品を重ね、
色々なパターンで表現して、少しずつ理解してもらう。

そうして、読者様と書き手の間で
少しずつ、お互いに理解を深めていく…。


これは恋愛にも少し似ているかも知れませんね。

一つの言葉で相手への想いは表現できませんが、
何度も会い、何度も語り、何度も伝える事で
やっと、ぼんやりながらもお互いの想いが見えてくる…。

そんな感覚に近いものが、小説にもあるように思います。



私は、ずっと長く小説を書いていく上では、
こういう姿勢で読者の皆様と関わっていければ素敵だと考えていますし、
そういった作家さんと、長く付き合っていきたいと思っています。


今回は技術的なお話ではなく、
とても意識的なお話となりましたが、もし
「ああ、こういう考えもあるんだな」と思って頂ければ幸いです。



何でも書けるマルチな才能を持つ作家か、
ひとつのテーマばかりを書く作家か。

これは、書き手の考え方によって
かなりの差が出てくる内容だとは思います。


あくまで私の考えは「こういう人もいるんだな」くらいに
とらえて頂いて、これをきっかけに、
「自分はどうなりたいんだろう」
という事を、ほんの少しでも考えて頂ければ、本当に幸いです。

        
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    <title>小説関連リンク集</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative2/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=71" title="小説関連リンク集" />
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    <published>2007-08-07T15:19:14Z</published>
    <updated>2007-09-15T15:09:13Z</updated>
    
    <summary> 「小説書き方講座」のリンク集です。 現在、当サイトでは相互リンクを募集しており...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="リンク集" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
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<br>
<table width="100%" class="table">
<tbody>
<tr>
<td class="linkleft"><strong>サイトタイトル</strong></td>
<td class="linkright"><strong>説明文</strong></td>
</tr>

<tr>
<td class="linkleft"><a href="http://www.feel-stylia.com/rc/">Real Create</a></td>
<td class="linkright">管理人しのぶが運営、長編・短編・詩を掲載しております。<br>デザイン重視の小説読み物サイトとなっております。<br></td>
</tr>

<tr><td class="linkleft"><a href="http://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/">モノ書き一里塚</a></td><td class="linkright">言わずと知れた、小説創作の巨大老舗サイト、是非こちらも訪問ください。<br><br></td></tr>
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<tr><td class="linkleft"><a href="http://www.strongestnovelwriter.com/">最強の新人小説家を目指せ</a></td><td class="linkright">お薦めの本などの情報交換や、小説家に必要な情報など<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://sakka.org/">作家でごはん！</a></td><td class="linkright">作家志望者のオンラインコミュニティです<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://www.denpan.org/home/mnight/">Daybreak dark pink</a></td><td class="linkright">詩・短歌中心のサイトです。「Daybreak dark pink」ではオリジナルの詩と短歌を、「夢物語恋物語」ではお題に沿った詩を、「いつか、届くと」では自作の小説を公開しております。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://zenigon.cocolog-nifty.com/">明日はどこかな</a></td><td class="linkright">短編小説らしきものを書いています。お気軽にどうぞ<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://www7a.biglobe.ne.jp/~yoshidajin/">ゆきぐに</a></td><td class="linkright">小説メインのサイトです。終わりの見えない長編FTを一本連載中です。他にも突発的に短編・掌編を発表したりします<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://deview.web.fc2.com/">小説書いて「作家でＶｉｅｗ」</a></td><td class="linkright">みんなで小説書いて作家デビューを目指すサイト。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://www.geocities.jp/jamira121c/">Tolerant Mirror</a></td><td class="linkright">自作の小説、歌詞を公開しています。ジャンルは主に空想世界。現実モノも書いてます。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://www.otona-column.com/">おとなのコラム</a></td><td class="linkright">”おとな”が笑う、癒される、泣く。。ことができる、そんなコラムを提供するサイトです。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://sait3594.web.fc2.com/">紅き譜面</a></td><td class="linkright">漫画やゲーム。あとガンダムの夢小説を載せてます。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://rikeinoshousetu.hariko.com/">理系の小説</a></td><td class="linkright">ジャンル不定のweb小説サイトです。まだ作品の数は少ないですが、少しずつupしていきたいです。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://akatsuki17.web.fc2.com/">Angel of Twilight</a></td><td class="linkright">letitiaによる創作小説サイトです。まだまだ新米ですがどうぞお立ち寄りください。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://id10.fm-p.jp/32/m4132/">へんてこ小説の集い</a></td><td class="linkright">速読ならぬ遅読能力の持ち主「加辻後　石矢」が読書歴１年で“小説を書くぞ！”と一念発起して書いた、その作品群の安置場所。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://tamagosan.net/">アーティストのタマゴ</a></td><td class="linkright">アーティストのたまごを応援して交流を深めていくサイトです。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://www.geocities.jp/fsmdk398/">まさの作品集</a></td><td class="linkright">趣味で書いた小説を公開しています。是非おいでください<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://www.geocities.jp/darksky_black/">Dark Sky</a></td><td class="linkright"> 異世界ファンタジーを書きながら絵も描いているサイトです<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://id36.fm-p.jp/27/nicebox/">文芸作品評論隊</a></td><td class="linkright">文芸作品評論サイトです。より良い作品を作る糧となればと思っています。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://homepage2.nifty.com/Ruined_home/">Ruined home</a></td><td class="linkright">オリジナルの短編小説とショートショート、つたない英文によるFifty-Five Fiction（五十五語の極短小説）を書いております。他に、愛してやまない本と映画のレビューもございます。<br><br></td></tr>

<tr><td class="linkleft"><a href="http://huntandlikekuu.kumogakure.com/">赤い月が昇るまで</a></td><td class="linkright">HUNTが運営している自作小説サイトです。まだまだ新米ですが見にきてください!<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://m-pe.tv/u/?clownscrown">||junk box||</a></td><td class="linkright">創作、版権で小説とイラスト。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://hikaribi.kitunebi.com/index.htm">○○を応援・支持するHP</a></td><td class="linkright">ゼーレアが勝手に色々なゲームやアニメ、小説の評価するHPです。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://ryujohmuden.iaigiri.com/">龍城・夢殿</a></td><td class="linkright">オリジナルファンタジー小説を中心に、一次創作に愛を注ぐお気楽サイト。版権とWeb素材メインの別館もあります。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://www.milmil.cc/user/natuyagi/">青空の下の猫と僕。</a></td><td class="linkright">オリジナル中心の小説を書いております。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://redthread-i-qpit.jp/">赤い糸　恋愛小説リレー</a></td><td class="linkright">赤い糸で紡ぐ、恋愛に関するリレー小説です。赤い糸は必ず誰かに繋がっています。あなたの赤い糸は、もう見つかりましたか？アイ・キューピットがお届けします。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://karaage.hatiju-hatiya.com/">カラアゲ！</a></td><td class="linkright"> おいしい唐揚げの作り方を紹介するとともに、自作短編小説をアップしていきます。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://ameblo.jp/roki-novels">ロキの文章道</a></td><td class="linkright">小説家を目指しているロキの作品を公開するブログです。作品のほかに、小説作法講座や、ブログ、リンクなども更新していきます。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://www.kakiko.cc/">小説☆カキコ</a></td><td class="linkright">気軽にオリジナル小説、二次創作小説、挿絵やイメージ動画の投稿ができる、小説コミュニティサイトです！<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://heats724.blog116.fc2.com/">（・ω・＜オメガ＞）</a></td><td class="linkright">主にモンスターハンターのオリジナル小説を書いております。そのほかオリジナル小説などを書いております。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://snovel.ehoh.net/index.html">小説の森</a></td><td class="linkright">異世界ファンタジーを中心に小説を書いています。まだまだ未熟ですが読んでくれるとありがたいです。<br><br></td></tr>
<tr><td class="linkleft"><a href="http://dancewith.blog117.fc2.com/">凄く眠くなる夢</a></td><td class="linkright">文章の書き方で疑問に思ったことを記事にしています。自作小説を書いている方、文章を書くのが好きな方に役立つ記事を書いていこうと思っています。<br><br></td></tr>




</tbody>
</table>

<br>
<br><br>
<br>]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>書く前に読もう超明解文学史</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/2006/11/post_69.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative2/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=75" title="書く前に読もう超明解文学史" />
    <id>tag:www.feel-stylia.com,2006:/rc/creative//1.75</id>
    
    <published>2006-11-18T02:26:22Z</published>
    <updated>2006-11-18T02:43:48Z</updated>
    
    <summary>                                      ▼書...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="10.小説の書き方本はコレ！" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
        <![CDATA[<table cellpadding="6"><tbody><tr><td valign="top"><img src="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/img/kakumaeni.jpg" width="95" height="140" border="0"><br>
                  <br>
                  <font color="#ff0000" size="+1"><b>▼</b></font><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087472094/httpmembtripc-22">書く前に読もう超明解文学史...集英社文庫</a></td><td valign="top"><b><font color="#ff0000">小説は書くが、文学史にはとんと疎い。そんな方へイチから文学史を教えてくれます。教科書と違い、「何故そうなったのか」というストーリーを書いているため非常に読みやすい。</font></b><br>
                  <br>
                  文学史というと、「何年に誰が何の作品を書いた、これを何派という」という教科書的なイメージが多いですが、これは数少ない例外の一冊です。<br>
                  まず読みやすい。だから納得できる。文学史は小説家の基礎知識とも言われますので、できれば押さえておいた方が良いと思います。<b><br>
                  覚えるだけの文学史が嫌になった方へお勧め。<br>
                  </b><br>
                  <br>
                  －本編目次－<br>
                  プロローグ 書く前に読もう超明解文学史<br>
                  第1回 なぜ文学史を学ぶ必要があるのか<br>
                  第2回 自然主義を超える小説とは何か<br>
                  第3回 戦後文学の黄金時代<br>
                  第4回 不死鳥のごとき私小説の復活<br>
                  第5回 文学の横綱とは誰か<br>
                  最終回 二十一世紀の文学とは何か<br>
                  エピローグ どしゃぶりの中でも小説を書こう<br><br><br>


                  <font color="#ff0000" size="+1"><b>▼</b></font><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087472094/httpmembtripc-22">書く前に読もう超明解文学史...集英社文庫</a>

</td></tr></tbody></table>

]]>
        
    </content>
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    <title>深くておいしい小説の書き方</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/2006/11/post_68.html" />
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    <id>tag:www.feel-stylia.com,2006:/rc/creative//1.74</id>
    
    <published>2006-11-18T02:19:43Z</published>
    <updated>2006-11-18T02:43:49Z</updated>
    
    <summary>                                      ▼深...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="10.小説の書き方本はコレ！" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
        <![CDATA[<table cellpadding="6"><tbody><tr><td valign="top"><img src="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/img/fukakkute.jpg" width="96" height="140" border="0"><br>
                  <br>
                  <font color="#ff0000" size="+1"><b>▼</b></font><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408747187X/httpmembtripc-22">深くておいしい小説の書き方...集英社文庫</a><br>
                  <br>
                  </td><td valign="top" height="210">
                  <p><b><font color="#ff0000">芥川賞受賞の文学小説家、そして早稲田大学教授の三田誠宏さんが教える小説のノウハウ本。<br>
                  </font></b><br>
                  自分の思い浮かぶストーリーは小説に出来るのに、文学的な深さが自分の作品にはない。そんな悩みを持った時の一冊です。<br>
                  「文学的な深さ」とは何か。<b>それを出すにはどうすれば良いのか</b>。それを一から教えてくれる名著です。<br>
                  <br>
                  －本編目次－<br>
                  第1回 深く書くためには深く読まねばならぬ<br>
                  第2回 私という現象は一回きりの悲劇である<br>
                  第3回 文学の未来を拓く「神話的手法」について<br>
                  第4回 小説はどこまで深くなれるか<br>
                  第5回 「深さ」と「おいしさ」の実例を分析する<br>
                  最終回 新人賞応募のコツと諸注意<br>
                  <br>
                  <br> <font color="#ff0000" size="+1"><b>▼</b></font><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408747187X/httpmembtripc-22">深くておいしい小説の書き方...集英社文庫</a>
                  </p>
                  </td></tr></tbody></table>]]>
        
    </content>
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    <title>これがトドメの新人賞の獲り方おしえます</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/2006/11/post_70.html" />
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    <id>tag:www.feel-stylia.com,2006:/rc/creative//1.72</id>
    
    <published>2006-11-18T02:04:17Z</published>
    <updated>2006-11-18T02:43:49Z</updated>
    
    <summary>                                       ▼...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="10.小説の書き方本はコレ！" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
        <![CDATA[<table cellpadding="6"><tbody><tr><td valign="top"><img src="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/img/koregatodome.jpg" width="99" height="140" border="0"> <br>
                  <br>
                  <font color="#ff0000" size="+1"><b>▼</b></font><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198608237/httpmembtripc-22">これがトドメの新人賞の獲り方おしえます</a><br>
                  </td><td valign="top"><b><font color="#ff0000">久美さんの小説講座三部作の最終作。</font><br>
                  </b><br>
                  最終版となるため、内容は弱冠上級向きです。三部作ですので、上の第一部から第二部「もう一度だけ新人賞の獲り方教えます」、そして左の第三部へと読むと便利でしょう。<br>
                  久美さんがターゲットにしている方はファンタジー系の小説家志望生です。<br>
                  <b>十代の多いジュニア小説での新人賞の獲り方を教える一冊。<br>
                  芥川賞などを狙っていないため、文学的内容ではなく、ファンタジーをおもしろくする方法が書かれています。</b><br>
                  <br>
                  <span class="serif">具体的には<b>富士見ファンタジアなどの選考を突破するための知識</b>と情報集です。ファンタジー系を狙っている方は必読かと。</span><br>
                  <br>
                  <br>
                  <br>
                  <font color="#ff0000" size="+1"><b>▼</b></font><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198608237/httpmembtripc-22">これがトドメの新人賞の獲り方おしえます</a><br>
                  <br>
                  </td></tr></tbody></table>]]>
        
    </content>
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    <title>久美沙織の新人賞の獲り方おしえます</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/2006/11/post_65.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative2/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=73" title="久美沙織の新人賞の獲り方おしえます" />
    <id>tag:www.feel-stylia.com,2006:/rc/creative//1.73</id>
    
    <published>2006-11-18T02:01:58Z</published>
    <updated>2006-11-18T02:43:49Z</updated>
    
    <summary>                                        ...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="10.小説の書き方本はコレ！" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
        <![CDATA[<table cellpadding="6"><tbody><tr><td valign="top"><br>
                  <img src="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/img/noname.gif" width="50" height="60" border="0"><br>
                  <br>
                  （↑すいません、画像ありませんでした）<br>
                  <br>
                  <font color="#ff0000" size="+1"><b>▼</b></font><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198912041/httpmembtripc-22">新人賞の獲り方おしえます　徳間文庫</a></td><td height="155" valign="top"><b><font color="#ff0000">ドラクエ文庫本シリーズなどで有名になった作家、久美汐織さんの小説講座をそのまま本にした一冊。</font></b><br>
                  実際に小説初心者の方向けに開いた授業をそのまま本にしているため、あなたが初心者の場合、久美さんにあなたの悩みをそのまま聞いて頂いている気分になります。<br>
                  <b>本当に全くの初心者向けです。</b><br>
                  <br>
                  <br>
                  －本編目次－<br>
                  第1回 小説以前から練習する<br>
                  第2回 長編のかきだし<br>
                  第3回 エンターテイメントとは何か<br>
                  第4回 マクガフィンを使いこなせ<br>
                  第5回 登場人物のなかの葛藤<br>
                  第6回 なぜ一人称小説は難しいのか<br>
                  第7回 ジャンルに合ったことばを選ぶ<br>
                  第8回 新人賞応募のための心得<br>
                  第9回 プロの下手な作品を基準にするな<br>
                  <br>
                  <br><font color="#ff0000" size="+1"><b>▼</b></font><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198912041/httpmembtripc-22">新人賞の獲り方おしえます　徳間文庫</a>
                  </td></tr></tbody></table>]]>
        
    </content>
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    <title>相互リンク募集中です</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/2006/11/post_64.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative2/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=70" title="相互リンク募集中です" />
    <id>tag:www.feel-stylia.com,2006:/rc/creative2//1.70</id>
    
    <published>2006-11-05T11:46:57Z</published>
    <updated>2006-11-18T02:43:49Z</updated>
    
    <summary>【「小説の書き方講座」相互リンクについて】 いつも「小説の書き方講座」へお越し頂...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="相互リンクについて" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
        <![CDATA[<strong class="pink">【「小説の書き方講座」相互リンクについて】</strong>

いつも「小説の書き方講座」へお越し頂き、ありがとうございます。
当サイトでは、相互リンクを募集させて頂いております。
相互リンクをご希望の方は、以下の手順で、管理人しのぶまでご連絡を頂けますようよろしくお願いいたします。


<strong class="pink">相互リンクの手順</strong>

以下の方法で「小説の書き方講座」へリンクを設定下さい。
リンク設定後、以下のフォームメールにてご連絡を頂けましたら、当サイトからも早急にリンクを設定させて頂きます。

<strong class="blue">相互リンクを募集させて頂いているサイト様は、以下のジャンル限定とさせて頂きます。
・小説関係（自作小説を公開しているサイト様）
・小説支援関係（小説の書き方や、小説公開サイトを運営しておられるサイト様）
・文章関係　（文章に関するサイト様や、詩などの作品を連載しておられるサイト様）</strong>

リンク方法の詳細につきましては、以下をご参照下さい。


<strong class="pink">【相互リンクの方法】</strong>

「小説の書き方講座」へのリンクは
<strong class="blue">http://www.feel-stylia.com/rc/creative/</strong>
へお願い致します。

紹介文はご自由に書いて頂いて結構です。

管理人　しのぶへの連絡については、以下のフォームよりご依頼下さい。


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<form method="post" action="http://www.feel-stylia.com/rc/link/sougolink/webformlink.cgi"><br>
あなたのサイトのタイトル：<input size="50" type="text" name="サイトタイトル"> <br>

あなたのサイトのURL　　：<input size="50" type="text" name="サイトURL"> <br>
<br>
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<br>
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<br>
<br>
<br>
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<br>


サイト運営者にとって、相互リンクはお互いの結びつきを示す、
とても素敵なリンク方法だと思います♪
あなたからの嬉しいご依頼を心からお待ちしております。
]]>
        
    </content>
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    <title>ファンタジー系文章の特徴</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/2006/10/post_63.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://www.feel-stylia.com/rc/creative2/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=69" title="ファンタジー系文章の特徴" />
    <id>tag:www.feel-stylia.com,2006:/rc/creative2//1.69</id>
    
    <published>2006-10-29T12:16:55Z</published>
    <updated>2006-11-18T02:43:50Z</updated>
    
    <summary>先日、地元の本屋へ立ち寄ったところ 「本屋大賞受賞作！」というＰＯＰ（宣伝）が貼...</summary>
    <author>
        <name>sinobu</name>
        
    </author>
            <category term="01:小説の書き方講座　入門編" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.feel-stylia.com/rc/creative/">
        <![CDATA[先日、地元の本屋へ立ち寄ったところ
「本屋大賞受賞作！」というＰＯＰ（宣伝）が貼られた本を見つけました。

映画化で話題になっていますね。
「夜のピクニック」です。

なんとなく綺麗な感じの表紙でしたので、内容を確認せずに買ってみました。
（いわゆる、「ジャケ買い」です）


通勤電車の中で読んでみたところ、結構面白い一作でした。


ただし、同時に難点も多い作品でした。
一番の難点は、その「文章力」です。

この方は、本の帯での紹介では
「ホラー、ミステリー、ＳＦなど様々なタイプの小説で才能を発揮している」
とあったのですが、私の感覚では、この文章の書き方は
「ファンタジー系出身だろうな」
と感じる文章の使い方でした。


ファンタジー本も最近では本屋さんの棚の多くを占めるようになってきましたし
若手の読者さんには人気の高い分野ではありますが、
あえて私の個人的な考えを言いますと、
「ファンタジー系の文章の書き方が身に付いてしまうと、高い評価を
　得るのが難しくなる」
という法則があるように思います。


今回は、ファンタジー系の文章の書き方の特徴と
それがどう読まれるかについて考えてみたいと思います。


いきなり私の考えを話すのではなく、
まずはこの「夜のピクニック」でどういう文章が使われているのかを
共有しておきたいと思います。

ある章の一節を以下に抜粋してみますね。
（状況としては、高校に「歩行祭」というイベントがあり、
　全校生徒で丸一日歩き続けている中のワンシーンです。笛がなると休憩です）


＜夜のピクニック　あるシーンの描写（以下、引用）＞

「だけど、うーんと先になって、俺に子供とかできたら、
　会いたいと思うかもしれないな」
「ふうん」
うーんと先。それがこの道の向こうに続いているという実感は今はまだない。
だけど、とりあえず、目の前の道を進んで、高校まで歩いて帰らなければならない。
うーんと先。それはどこらへんにあるのだろうか。
待ちに待った笛の音が鳴り響いた。
昼間は、笛と笛の間隔が随分短く感じられたのに、
今や、次の笛までの時間がなんと長いことか。
「ああー、疲れたあ」

＜引用ここまで＞



…いかがでしょうか。

文学系をかなり読んでおられる方や、文章への感覚の鋭い方でしたら
すぐにおわかりになられたかも知れませんね。

いわゆる「ファンタジー系」の文章の書き方を
現代小説に使っている形です。
文学系の文章の書き方と、かなり違う点が見受けられますよね。

これらを例にあげながら、ファンタジー系文章法について
考えてみたいと思います。


□ファンタジー系文章の特徴

【その１・地の文が完全な口語】


地の文（セリフ以外の全ての説明文）が、完全な口語ですよね。

この小説は一人称（自分の心の中をベースにして書く書き方）ですから
口語で書くのは正解です。手法として間違ってはいません。

しかし、この作品にもありますように
ファンタジー系に多い文章は「完全な口語」になっているのですね。

何が違うかと言いますと。

「それはどこらへんにあるのだろうか」
「次の笛までの時間がなんと長いことか」

などの文章がそれに当たります。

これらはセリフではなく、説明文の中に出てくる文です。
しかし、表現方法としては、完全に口語ですよね。実際に喋る時も
このような形で話します。

特に、「どこらへん」という言葉はそうですよね。
文語であれば、「どのあたり」という表現を使います。

「なんと長いことか」も、やや文語っぽくしてはいますが、
正確に文語で書くなら、「とても長く感じられる」などにした方が良いでしょうね。


要は、「実際に話す言葉をそのまま文章化している」というのがポイントです。


一人称は自分の心を中心にして書く文章ですから、
口語で書くというのも正しいのですが、
あくまで文章として書く以上は
「文語としての正しい形」を使っておく必要があると思います。
（「どこらへん」と「どのあたり」の違いなどがそれです）


これは何も小説だけに限らず、ビジネス文章でも同じです。

「口語で書くと親しみやすい文章になる」という法則をそのまま使ってしまうと
「親しみやすい」を通り越して、「馴れ馴れしい」「安っぽい」文章に
なってしまう可能性が非常に高いのですね。


小説にしても、ビジネスにしても。

文章と会話は違います。
書く言葉と、話す言葉は、根本的に違います。

文章として書く以上は、「書き言葉」を使わなければ
読み手の方々に強い違和感を与えてしまうんですね。


と言いますのも。

読み手は、本にしろメールにしろＷＥＢにしろ、
基本的には「読もう」と思って手にとって（あるいはクリックして）下さいます。

「読む」事を前提にしているんですね。
「話す」事が前提ではありません。


当然、「読む」ための言葉（書き言葉・文語）を求めている訳で
「話す」ための言葉（話し言葉・口語）を求めているのではないんです。


小説で言いますと。

読み手の皆様は、頭の中で、上手にスイッチを切り替えてくれています。

一人称の小説であっても、
地の文（セリフ以外の文章）は、全て「書き言葉」で読むものだと思ってくれていますし
セリフの文（「」の中の文章）は、実際に話しているところを想像して
読んでくださいます。

これを正確に使い分けるからこそ、
読み手の皆様に違和感を与えず、臨場感のある（まるでその場にいるような）
小説に仕上げる事が出来るのだと思います。


もしも地の文で口語を使ってしまうと、読み手の頭の中のスイッチは
「書き言葉・文語モード」に入っているのに、
実際に書かれている文章は口語になってしまい、
これらが合わなくなってしまうんですね。

本を読んでいて「なんか変だな」という違和感は
こういう場合に起きるんです。


地の文と、セリフの中の文。
これは違っていて当然ですし、逆にこれがどちらも口語で書かれている場合は
スイッチの切り替えがない分、メリハリがなくなってしまう可能性が高いのです。

これが、一つ目のお話です。
そして、もう一つ、口語文章の問題点がありますので
次はそれについてお話したいと思います。




□ファンタジー系文章の特徴

【その２・口語の中も、「口語過ぎる」ポイントがある】


先ほど、セリフの文章（　「」で囲われた部分）は
実際に話す言葉で良いというお話をしましたが、これもやりすぎると
実は読みにくい文章になってしまいます。

どの代表格が、
「ああー」「うーん」「えーっと」
などですね。

これらの言葉は、かなり上級の方であれば、
状況によって意味深な言葉に仕上げる事も出来るのですが、
一般的に言えば、こういう言葉は小説の中でほとんど意味を持ちません。

この種の言葉は、小説の中で頻繁に使っていますと、
テンポがダレると同時に、作品全体の品質も落ちる傾向があるように思います。

しかし。
実際の会話をよくよく聞いてみると、
私達は会話の中では、こういう言葉をとても頻繁に使っているんですね。


つまり。
会話ではよく使うのに、文章で使うと全く効果がない（逆に悪い影響を与える）。

そういう言葉の代表格なんですね。


ファンタジー系の小説に多いのも、これらの言葉です。

これらは使い方が非常に難しく、上級の方であれば
伏線を張って、意味深な「うーん」に仕上げる事もできますが、
そうでない場合は、まず避けた方が良い表現と言えると思います。


同様に、「ああー、疲れたあ」の「あ」（「疲れた」の後の「あ」）も
同じ事が言えますよね。

私達は会話の中ではよくこういう言い回しをしますが、
小説でこれをやるとＮＧと言えるでしょう。




文章と会話は違います。
書く言葉と、話す言葉は、根本的に違います。

これをちゃんと理解した上で小説を書くようにしないと、
どう頑張っても、「ダレた小説」になってしまう可能性が
非常に高いと思います。


良い小説を書くには、
言葉の違いに対して敏感になる事。

これが一番の近道だと思います。

特に、会話と文章との違いは大きいですから、
まずはここの違いを理解するのが一番かなと、個人的に思っています。


「小説がどうしてもダレてしまう」とお悩みの方は、
是非一度お試し下さいね。

（ちなみに、「夜のピクニック」を実際に読んで学んでみたいという方は、以下のＵＲＬｄでどうぞ）
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html?ie=UTF8&location=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2FY1c06e0d40af0cb0c30af-%25E6%2581%25A9%25E7%2594%25B0-%25E9%2599%25B8%2Fdp%2F4101234175%2Fsr%3D8-1%2Fqid%3D1162124292%3Fie%3DUTF8%26s%3Dbooks&tag=httpmembtripc-22&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211">「夜のピクニック」の紹介ページ（amazon.co.jpでの紹介です）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=httpmembtripc-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />

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    <title>リアルさのパラドックス</title>
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今回は小説の文章法そのものではなく、
その裏にある、考え方についてのお話です。


小説家同士で話し合っていると、
いつか必ず通る問題というのがあります。

それが、「どこまでリアルさを追求できるのか」という問題です。



これは、書く小説の分野によって、結果がまるで違ってくるんですね。

これを少し考えていきましょう。


まず「リアルさ」と言うと、
大きく分けて二つの意味があると、私は思います。

一つ目は「自分がそこにいるかのように感じられる事」。
二つ目は「実際にそれが正しい事（事実である事）」です。


一つ目の、自分がそのシーンにいるように感じられるというのは、
実際は文章力である程度クリア出来てしまうんですね。

文章力のある方であれば、
たとえそれが、どれ程難しいシーンであっても、
読者をその場にいるように感じさせてしまう事が可能です。

これは、小説を書く方からすると、一番あこがれる技術の一つですよね。
実際問題としても、技術を磨く事でクリア出来ますから
あまりここは大きな問題にはなりません。



そして、二つ目。
「実際にそれが正しい事（事実である事）」というリアルさ。

これが非常に難しい問題です。


例えば。ミステリー小説で考えてみましょう。

三人称で書いていて、犯人が被害者を刺して
逃亡したというシーンがあったとしましょう。

この場合、一つ目の「そのシーンにいるような感じ」というリアルさは
わりと簡単に表現する事が出来ます。

表現手法の技術を磨く事で、これは簡単にクリアが可能です。



問題は二つ目の意味。つまり「それが事実かどうか」です。

先ほどのミステリーで言えば、
「人を刺した時の感情、思い、考える事」というのは
実際にそれを体験した人でなければ、わかりません。

つまり。
本当にリアルに犯人の心情を表現しようと思うと、
実際に自分がそうならなければならないという論理になるんですね。

でも、実際にそんな事をすれば刑務所に入ってしまいますから
小説は書けなくなります。


リアルさを追求すると事件を起こさなければならないけれども
事件を起こすと、小説そのものを書けなくなる（刑務所に入る）。



こういう矛盾（パラドックス）が
「リアルさの追求」の中にはあるんですね。


ただ、ミステリーの場合は、現代の事（が多い）ですから
「絶対に出来ない」とは言い切れません。


逆に、絶対にリアルではあり得ない分野というのもあります。
それが、ＳＦ、ファンタジー、歴史物です。


これは、そもそも今の時代の話ではないですから
その時代（その世界）の事を知ろうと思っても、
私達は知る事が出来ません。

（歴史物の場合、ある程度は資料でわかりますが、
　その時代の人々が普段どういう感覚で生活していたのかまでは
　どうやっても知る事が出来ません）

ましてファンタジーやＳＦは
今の現代では実在していない（想像の）世界ですから、
そこに「事実であるというリアルさ」はあり得ません。

全てが想像の世界なんですね。



二つ目の意味での、「本当のリアルさ」。

これは、書ける分野が非常に限られてきますし、
実際にこのリアルさを追求しようと思うと、作品を一つ書くのに
莫大な時間と労力がかかってしまいます。

これをどう考えるのか。


人によって答えは様々です。完全な正解などありません。

二つ目の（事実であるという）リアルさを捨て、想像だけで書こうと考える方。
想像をやめ、ノンフィクションへ進む方。
その中間を目指す方。

本当に様々です。どれが正解というのはありません。


ただ、自分が小説を書く以上は、
この問題をどう考えるか、自分なりの答えを持っておいた方が良いと思います。

そうした答えを持っていますと、
「どこまでリアルに書くのか」と迷った時、
自分を助けてくれる道しるべになってくれるからなんですね。



ちなみに。
あくまでご参考として、私、しのぶの個人的な「答え」を書いておきたいと思います。
（これが正しい訳ではありませんが、あなたの考え（答え）の
助けになれれば幸いです。）


私個人的には。

「リアルさというのは、一つ目（自分がそこにいるかのように感じられる事）が
最重要であり、二つ目のリアルさ（事実であるという事）は
あくまで、一つ目のリアルさをサポートする物だ」
と考えています。

ちょっと抽象的ですので、もう少しわかり易く解説しますね。


私は、読んで下さる方が、その小説の世界にどっぷりと
ハマって入り込んで下さり、そこで何かを感じて（考えて）
頂く事が最重要だと考えています。


例えば、あるシーンを表現する時に

「現実味を優先すると盛り上がりに欠け、
　盛り上がりを優先すると現実味に欠ける」

こういう場面に出くわした場合。

私は自分の価値観が
「読者の皆様がどっぷりハマって下さり、そこから感動して
何かを考えてくださる事」が最優先ですから、後者を選びます。

盛り上がる作品にし、そこで感動して、何かを感じてもらいたい。

そう考えます。

逆に、小説を厳密に書きたいという方は、私と反対の選択をするでしょう。



これはどちらが正解というのはありません。

「自分が、何のために小説を書くのか」
これによって答えが変わってくると思います。


普段、作品をどうやって仕上げるのかを考えていますと、
何のために小説を書くのか、という事は考える機会が減ってしまいますよね。

でも、たまには「何のために書くのか」という原点に
かえってみる事も大切です。

せっかくの機会ですので、是非一度考えてみて下さいね。

それは、あなたの作品のリアルさにも
きっとつながって来ると思いますよ。


        
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    <title>「翻訳夜話」　村上 春樹、 柴田 元幸 </title>
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        <![CDATA[本のタイトル：「翻訳夜話」 
著者　　　　：　村上 春樹、 柴田 元幸 


著者を見てもおわかりのように、
あの村上春樹さんが、翻訳の専門家・柴田さんと対談を行い
その内容を一冊にまとめた文章考察本です。

村上春樹さんといえば、
小説の作家だけではなく、翻訳の分野でも有名ですよね。

最近で言えば、サリンジャーの
「The Catcher in the Rye」 （ライ麦畑でつかまえて）の
翻訳が有名です。


春樹さんいわく、
「翻訳は、左脳を使う仕事。小説は右脳を使う仕事」。


この本を読んでいると、
「自分で書く事」と「翻訳する事」の違いの他、
「自分の作品が外国語に翻訳されるとどう感じるか」
「翻訳をする上では、言葉のニュアンスの壁を感じる必要がある」
というような事が語られています。

しかし、
この本で一番面白い所と言えば。

やはり、春樹さんと柴田さんとの、翻訳の比較でしょう。


一人の外国の作家さんの作品（もちろん英語）を
村上版の翻訳、柴田版の翻訳がそれぞれ掲載されています。

これを一文ずつ見比べていくと、
元々は同じ文章のはずなのに、日本語になおした時、
二つが全く別物の作品になってしまっているんですね。


これはとても面白いですよね。

全く同じ文章なのに、全く違う作品になる。

これを読んでいますと、「日本語には無限の表現方法があるんだ」と
思わずにはいられません。

人が変わるだけで、同じ内容なのに全く違う作品になるという
一つの実験結果を発表したような一冊です。


表現の多様性を肌で感じさせてくれる一冊です。

表現の幅を広げたい方は、ぜひこの本で
二人の訳を一文ずつ、比べてみて下さいね。


<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html?ie=UTF8&location=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2F%257Ffb%25C2%258A33Y1c%25C2%258A71-%25E6%259D%2591%25E4%25B8%258A-%25E6%2598%25A5%25E6%25A8%25B9%2Fdp%2F4166601296&tag=httpmembtripc-22&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211">「翻訳独話」の紹介ページ（amazon.co.jpでの紹介です）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=httpmembtripc-22&amp;l=ur2&amp;o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
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