初めて小説を書かれる方や、スランプで思い悩んでしまった方へ向ける、小説の書き方講座集です。
難易度ごとに分類していますので、ご自分の希望する分野をお好きな順で是非どうぞ♪

□売れない作家さんはどうやって生活している?

前回の章で作家の印税収入についてお話しました。実際にこれで、売れない作家はどのように生活しているのか、疑問に思われた事でしょう。
その一番多い答え。それは「兼業作家」です。

つまり、サラリーマンや自営業をしながら夜に小説を書き、給料と印税を両方もらうという方法です。この場合、たとえ印税が少なくとも生活できます。会社の給料がフォローしてくれるからです。
この二足のわらじ状態の作家さんを「兼業作家」と言います。
(逆に小説一本で生活していらっしゃる方を「専業作家」と呼びます)

しかし兼業作家は非常に厳しい職業です。
既に職をお持ちならわかると思いますが、実際忙しい部署に居れば帰宅後に小説など書ける状態ではありません。深夜に帰って、そこから小説を書き、夜明け前に仮眠を取って、朝からまた会社へ行く。実際にこういった生活スタイルの方も多くいらっしゃいますが、あなたにこれが出来るかどうか、一度よく考えてみて下さい。かなりタフでないと続けられないというのは、しのぶが保障します。

これが出来ない場合のもう一つの方法。

それは作家をメインにして給料のもらえる仕事を「兼業」するという方法です。
先ほどの場合は会社がメインとなりますが、こちらは小説がメインとなります。つまり、小説をメインとしてアルバイトなどをする方法です。実際に普通のアルバイトをされる方もいらっしゃいますが、多くは「セミナー」と「原稿料」の二つになります。


・セミナー

あなたが少し名の売れ始めた頃ならば、あなた主催のセミナーを開く事が出来ます。
例えば「作家○○さんの小説講座」などです。塾講師のように、多くの生徒さんを相手にあなたが培った小説の書き方や体験談を教えるのです。この方法を取っている作家さんは意外に多くいます。
また、セミナーをする事で自分を振り返る事もでき、同時に聞きに来てくれた方はあなたのファンになる確率が非常に高いため、一挙両得の方法と言えるでしょう。


・原稿料

こちらは同じ「書く」という方法でも、印税ではなく原稿料を受け取るという方法です。
印税は本の売れ行きに比例して額も上がっていくのに対し、原稿料は一回きりの定額です。これは雑誌にコラムを書くなどが主な方法です。
その筋で実際にコラムを書いている友人に聞いた所、1ページ書いて2、3万といった所だそうです。
文章を上手く早く書けるならば、非常に向いている職業と言えるでしょう。また、コラムの仕事を共にする中で出版社の方とも仲良くなれるので、こちらも一挙両得と言えます。


どの方法を取るにせよ、しのぶとしては「いきなり文学賞を取り、作家デビューして一生それで生活していく」という方法はあまりお勧めできません。
文学賞に通っていきなり作家デビューというのは、弁護士の司法試験に通るよりも確立が低く、また収入も不安定です。真剣に小説で生きたいと願うのであれば、売れない時にでも生活できるように今から方法を考えて準備しておく必要があります。
売れた時は印税で遊びまくれば良いのです(笑)、売れない時の事を考えて、それから小説家へどうやってなるのかという、あなただけのプランを立てましょう。

少し、厳しいお話をしています。
けれど、実際にそうなってからでは遅いので今からお話しています。

これだけの現実を聞いても、それでも小説家になりたい、と思うのであれば。
あなたの強さにしのぶは心から尊敬します。そして、応援します。
かく言うしのぶも、こんな現実を知りながら自分なりに生活していく手段を見つけ、今小説家へ向けて必死に書いては勉強しているところです。あなたをその仲間へとお迎え出来る事を心からお待ちしていますよ♪

小説を書く人は皆プロの小説家になりたいのです。けれど、なれる人が少ないのは考え方が曖昧だったり、気持ちがあやふやだったりしているからです。

あなたが、「例え売れなくてもこうして生きていく、そしていつか名作を書いて皆に感動してもらうんだ」と思えれば、あなたは小説家になれます。それだけのものをあなたが持っているからです。

一緒に行きましょう!
厳しい道ですけれど、これが自分の信じている道なんですから!


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